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第3回|視聴者の気持ち、本当にわかっていますか?(シリーズ③)

🗓 2026-07-08

📻 この回のテーマ

「伸びない問題」シリーズ、最終回。今回のテーマは 「視聴者の気持ち、本当にわかっていますか?」 です。

第1回は時間がない問題、第2回はジャンル・テーマ・コンセプトの設計の話をしてきましたが、その先で多くの人がつまずくのがペルソナのズレ。ペルソナがズレると、台本・サムネ・BGM・服装・編集テンポ、ぜんぶがズレていきます。

抽象度は高いですが、ここを乗り越えないと「伸びない問題」は本質的に解決しません。


📚 シリーズ3本立ての全体像


🎙️ ラジオ本編

01|ペルソナのズレが、全てをズラしていく

KYOKO:今回は「視聴者の気持ちがわかっていない問題」です。第1回が時間問題、第2回がジャンル・テーマ・コンセプトの設計でしたが、今回はその先の話。そもそもペルソナが決まっていない人もいれば、決まっているはずなのに演出がズレている人もいる。ここはとても大事な話です。

J:これね、自分はめっちゃ強く思ってる。受講生と話するたびに、毎回毎回「視聴者ってそれ求めてるの?」って聞いてる気がする。

KYOKO:本当にそうで、これは1本のラジオでは語りきれないくらい大きなテーマ。今日はその中でも、特に直してほしいポイントを抽出して話していきます。

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02|「ジャンル × 切り口」が合っていない問題

J:たとえばダイエットのジャンルで、黒板の前で理論を喋るって、絶対ありえないじゃん。理論を聞きたい視聴者もゼロではないけど、ダイエットの動画を見にくる人が本当に求めているのは理論じゃない。そこに気づけないまま発信してしまうのが、伸びない大きな原因。

KYOKO:そうなんです。同じジャンルの中でも、視聴者が見たい切り口は決まってる。そこに合わせられるかどうかが全てなんです。

J:合宿の話で出た金井さんのショート、あれは公園で爽やかに子育ての話をしていた。子育ての視聴者が見たい映像は、黒板の前で厳しく語る人ではなく、公園で穏やかに話してくれる人。そこに整合した。

KYOKO:子育ての視聴者って、「もっと頑張れ」を求めていないんですよ。「そのままでいいんだよ」「お母さんも頑張ってるね」というメッセージが欲しい。それが見えていないから、ズレた発信になる。

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03|ジャンル別・視聴者は何を求めているのか

KYOKO:学園で多いジャンルを例に出して、視聴者が何を見たがっているのかを整理してみましょう。

🏋️ 美容・ダイエット・健康・料理(一部)

KYOKO:圧倒的に ビフォーアフター、そして 数字 です。何キロ減った? 何センチウエストが小さくなった? どんなふうに結果が変わったか。これに尽きます。

J:演出としては、メジャーでウエストを測るような映像、変化をストーリーで見せる構成。サムネにもビフォーアフターを入れる。

🌍 語学・資格・学習系

J:このジャンルには独特の矛盾がある。「勉強したいけど勉強したくない」んです。

KYOKO:本気で勉強したい人は本屋に行って参考書を買う。動画で学びたい人は、負荷をかけずに楽にインプットしたいから動画を選んでいる。

J:だからね、語学なら ドラマの切り抜き、ネイティブの会話シーン、クイズ形式 みたいな「楽しく学べる演出」がハマる。参考書をそのまま映像にしたら離脱されます。

🍳 料理

J:料理は自分も視聴者だからわかる。一番大事なのは 「自分でも作れそうかどうか」。

  • 美味しそう(シズル感・湯気・色・盛り付け)はもうデフォルト
  • そのへんのスーパーで買える材料か
  • 特殊な機械を使わないか(ぶんぶんチョッパーくらいまでが許容)
  • 編集テンポを短く して「これくらいなら作れそう」と思わせる
  • 音(ASMR要素) も最近は強い

KYOKO:三ツ星シェフのフレンチみたいに「美味しそうだけど自分には縁がないな」と思わせると保存されない。作ってみようと思える距離感が大事。

💰 投資・お金系

J:ここは 「いくら入れて、いくら増えたか」 が圧倒的に強い。FXだったら、ライブ配信でその場でポジション取って、EXITまで見せてくれたら最高に有益。

KYOKO:あと、長く配信を続けていること自体が信頼になる。お金を預ける判断をするわけだから、単発の的中ではなく蓄積が効く。

J:あとはトレンドやニュースとの掛け合わせ。「トランプの発言で相場がこう動きそう」みたいな解説は需要があるよね。

📓 Vlog

KYOKO:Vlogで視聴者が求めているのは 素・リアリティ。

J:なのに、Vlog素材を持ち込んでいるのに作り込んだセリフを喋っている人、すごく多い。それだとVlogの良さを自分で潰してる。

KYOKO:イメージとしては、監視カメラで覗いている感じ。ドキュメンタリーに近い。有益なノウハウを求めているわけではないけれど、最後に一個だけ気づきがあると差別化できる。Vlogなのに商品が売れる人は、ここが効いています。

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04|冒頭30秒は「準サムネイル」である

J:自分のところでいうと、ビジネス系だからアナリティクスの画面を見せるのが効くと仮説立ててやってきた。サムネにもデータ要素を使うし、冒頭でもバンバンとデータ画面を見せる。

J:ここで大事なのが、サムネを置いている時にちょっとだけ再生されるじゃん。あの一瞬で映る映像って、結局準サムネイルの役目を果たすんですよ。そこに映るものが「よくなさそう」と思われたらクリックされない。

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KYOKO:そして冒頭30秒。ここで「違うな」と思われたら終わり。情報と絵、何を入れるかが勝負です。

よくあるNGパターン

J:視聴者の気持ちがわかっていないと、こうなりがち:

  • 「はい、どうもこんにちは。○○です」という長い自己紹介から始まる
  • サムネとタイトルで言ったことを、もう一度復唱する
  • 「もしかして、こんなふうじゃないですか?」という無駄な問いかけ
  • 「これからこんな話をしようと思います」というメタな前置き

KYOKO:これで最初の15秒を損してしまう。

J:オーソドックスなSEO的な構成では、こういう前置きが必要だった時代もある。でも今は、YouTubeに限らず短尺コンテンツに視聴者が慣れすぎているから、長い前置きには耐えられない。

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05|時代に合った「正解」を見つける

KYOKO:ちょっとここで触れておきたい話があって。合宿のコース2の方のアーカイブを見ていたときに、「KYOKO先生たち、サムネのやり方が変わったよね」という話が出ていたみたいで。これは認識のズレかなと思ったので、お伝えしておきたくて。

J:大きな意味では、自分たちのスタンスは変わっていないんですよ。サムネはずっとプロのデザイナーに頼んできたし、フォントも有料のものを使ってきた。キャッチコピーは自分たちで考えるけど、デザインは一貫しています。

KYOKO:もしかすると、サムネだけじゃなくて、ジャンル・テーマ・コンセプトやペルソナの認識まで違って伝わってしまっているのかな、と心配になったんです。

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KYOKO:時代によって、YouTubeの中身も変わっていきます。一時期はビジネス系で「俺は何億稼いでる」「高級車に乗ってる」みたいな権威性アピールが効いた時代もあった。

J:でも今は、その時代じゃない。一人しゃべりで権威性を出すスタイルは、増えすぎたせいで敬遠されてきている。「成功者ぶって語るスタイル」をやると、逆に離脱される。

KYOKO:だからこそ、いつも 「赤を赤として見る」 ことが大事なんです。今のYouTubeで何が刺さっているのか。何が滑っているのか。過去の正解は、今の正解ではない。


06|「これでいいのか?」を毎回問い直す

KYOKO:私自身、編集していて、台本を読んでいて、いつも問いかけているのは 「自分が視聴者だったら、これを見続けるか?」。

  • 次の章も見たくなる一文か?
  • 次の動画も見たくなるか?
  • ここに映像がなかったら離脱されないか?
  • この音で、自分なら聞き続けるか?

これって、結局 ペルソナの気持ちを考えることそのものなんです。

J:BGMのチョイスミスも本当に多い。「え、なんでそのジャンルでそんなにポップな音楽なの?」というケース、めちゃくちゃある。

KYOKO:普通にペルソナだったらそれ聞きたくないよね、というのが本当に多いんです。

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07|「赤を赤と見る」ための競合分析

KYOKO:いつも言っていることですが、赤を赤と見られるかどうか。これがズレている人がとても多い。

KYOKO:もし自分の感覚で見られないのであれば、自分が経験していることしかわからないわけだから、ライバル調査・競合分析をするべきなんです。他はどうしているのか? 一般基準を見にいく。

J:そう、自分の基準が絶対ではない。まず一般基準を見てこいということ。

KYOKO:私もわからない時はあります。「へー、こうなんだ」って思うこと、本当に普通にある。自分がそうだから、みんながそうとは限らないんですよ。だからこそ、その「へー」を集めにいくことが、一番大事。

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08|受講生のみなさんへ

KYOKO:今回の話は、本当に深いテーマです。1本のラジオでは語りきれません。

KYOKO:もし「自分の認識が合っているかわからない」と感じたら、必ず質問してください。わからないことを「わからない」と言える環境が一番大切です。私たちの教え方も改善していきますし、何度でも繰り返し伝えていきます。

J:視聴者理解は、本当に奥が深い。人の気持ちがわからないという問題は、人生においても大きい。相手が今どういう気持ちで、どうしたらどう感じるか。この計算ができると、ビジネスも人生も絶対にうまくいくから。

KYOKO:勉強会でもチャンネル添削をやっていきますので、ぜひ活用してください。


📝 今回のまとめ

💭

🎬 今日すぐできる3つのアクション

1️⃣
自分のジャンルの上位動画を5〜10本ピックアップする
2️⃣
自分の最新動画と、上位動画を「間違い探し」する
3️⃣
冒頭30秒を見直す

📅 シリーズ完結

🎬 シリーズ「伸びない問題」3部作

第1回(時間がない問題)、第2回(コンセプト迷子問題)、そして今回の第3回(視聴者の気持ち問題)で、伸びない人がぶつかる3つの大きな壁を扱ってきました。

どの回も、単発で読むよりシリーズで読むことで、自分のチャンネルの「どこで詰まっているか」が見えてくる構成になっています。気になる回をぜひ読み返してください。

コメント・質問・添削希望は、Chatworkグループや勉強会・質問箱までお気軽にどうぞ!


💬
今回の内容で「自分のチャンネルに当てはまる!」と思ったポイントがあれば、ぜひシェアしてください。 勉強会でチャンネル添削も取り上げていきます。

収録日:2026年4月17日 / 配信:YouTubeビジネスの学校ポータル