🎬YouTubeビジネスの学校ポータル

「再生数」はあるのに、リストが増えないのはなぜですか?

🗓 2026-08-18

皆さん、こんにちは。

Jです。

ときどき、こういう相談をいただくことがあるんですよ。

「動画はそこそこ回っているし、再生数も出ている。なのに、LINEにもメルマガにも人が入ってこない」というものです。

登録者数が足りないからだ、と思っている人が多いんですけど、実際に中身を見せてもらうと、たいていそこじゃないんですよね。

リストが入ってこない理由は、だいたい別のところにあります。

今日はそのあたりを、私たちが今実際にやっていて数字が良い方法と、海外で共有されている事例を混ぜながら書いていきます。

ちょっと長くなりますが、今まさにリストで悩んでいる人はもちろん、まだそこまで進んでいない人にも、いずれ絶対に必要になる話です。


そもそも、なぜリストなんでしょうか

まず前提の確認からいきます。

私たちがYouTubeをやっている目的って、突き詰めると全部「リストを取るため」なんですよね。

再生数を伸ばすためでも、登録者を増やすためでもありません。

もちろん再生数がないとリストも取れないので、ある程度の再生数は必要です。

ただ、それは目的ではないですよね。

なぜリストなのか。

理由はシンプルで、こちらから届けられる相手だからです。

YouTubeの再生数は、極端に言えば今日の数字でしかありません。

動画が回っている間は人が来ますし、回らなくなればぱたっと止まります。

そこに自分の意思はほとんど介在しないですよね。

でもリストは違って、こちらのタイミングで、こちらの言葉で、直接届けられます。

もうひとつ大きいのが、購入のタイミングを決めるのは相手だという点です。

今日たまたま動画を見た人が、今日買いたい状態にあるとは限りません。

3ヶ月後かもしれないし、半年後かもしれない。

そのときに思い出してもらえるかどうかは、それまでに何回接触できたかで決まります。

接触の回数を自分で作れる場所がリストなんですよ。

だから、動画が伸びているかどうかより、その動画から何人リストに入ったかのほうを、私はいつも先に見ます。


「10大特典」が効かなくなった理由

昔流行りましたよね。

「LINEに登録してくれた方全員に、10大特典プレゼント」というやつです。

20大特典まで見たことがあります。

この手の流行りって、繰り返すんですよね。2010年ごろにも同じようなものが流行って、一度廃れて、また戻ってきて、そして今また過ぎ去っていった、という流れです。

正直、あの型はもう厳しいと思っています。

以前、学園でアンケートを取ったことがあるんですけど、「大量の無料特典は、もらっても開かない」という回答が驚くほど多かったんですよ。

体感ですけど、8〜9割の人は中身を開かないまま、パソコンのフォルダに眠らせています。

これ、普通ですよね。

私自身もそうですから。

10個ももらったら、どれから見ればいいのか分からないし、全部にざっと目を通して終わりです。

使い込むことはまずありません。

理由は2つあると思っていて、ひとつは単純に消化しきれないこと。

もうひとつは、選択肢が多すぎると人は選ぶこと自体をやめてしまうからです。

「どれか選んでください」と10個並べられた瞬間に、判断のコストが上がって、結局あとで見ようになる。

そしてあとで見ることは、ほぼありません。

海外の実務ガイドでも同じ指摘があって、1本の動画に対してCTAは1つに絞るのが鉄則だ、という原則が繰り返し出てきます。

リンクを何本も貼ると混乱を生むだけだ、と。

特典の数も同じ話なんですよね。

ひとつ整理しておきたいんですけど、ここで言っているのはリストビルディング用のリードマグネットの話です。

商品を買ってくれた人に渡す購入特典は、まったく別物として考えています。

購入特典は「たくさんもらえて嬉しい」が成立する場面なので、混同しないでください。


今いちばん数字がいいのは、動画1本ごとの1特典です

じゃあどうすればいいのか。

私たちが今やっていて、明確に数字が良いのは、動画1本ごとに、その動画で扱っている悩みに「ドンズバ」で応える特典を個別に用意することです。

全員一律のパッケージではなくて、その動画専用のものを作る。

これに切り替えてから、かなり高い確率でリストが入るようになりました。

海外でも、この結論はほぼ共通しています。

あるYouTube専門のコンサルタントは、トピックに特化した特典は汎用的なものより3〜5倍高いコンバージョン率になる、と言い切っていました。

例えとして挙げられていたのが分かりやすくて、「YouTube SEOの動画を見た人が欲しいのはSEOのチェックリストであって、汎用的な『YouTube成長ガイド』ではない」というものです。

これ、当たり前のようでいて、けっこう見落とされているところだと思います。

動画を見終わった直後って、その人の熱がいちばん高い瞬間なんですよね。

「なるほど、やってみよう」と思っている。

そのタイミングで差し出されるのが、今考えていたこととぴったり重なるものであれば、迷う理由がありません。

逆に、そこで総合的なパッケージを出されると、ちょっと冷めてしまいますよね。

話が急に自分ごとじゃなくなるからです。

海外のガイドでは、特典は動画の内容から自然に生まれる延長線上にあるべきだ、という言い方をしていました。

動画と特典の両方が揃って初めて情報が完成する、という見せ方ができるかどうか。

ここが分かれ目になります。


開いてもらえるのは「体験型」です

では、どういう特典なら実際に開いて使ってもらえるのか。

私の答えは「体験型のコンテンツ」です。

読み物として完成しているPDFは、正直あまり開かれません。

情報としては良くても、読むという行為にエネルギーが要るし。

一方で、手を動かす前提のものは開いてもらえます。

埋めるところがあるテンプレート、順番にチェックしていく形式のもの、答えていくと自分の状態が分かる診断、数字を入れると結果が出る計算ツール。

このあたりですね。

海外でも定番として挙げられているのは、チェックリスト、テンプレート、診断・クイズ、計算ツール、ミニ講座あたりです。

特に診断やクイズ形式は、視聴者が自分ごととして受け取りやすく、パーソナライズされた結果が返ってくるという理由で、ここ数年で人気が高まっているそうです。

体験型がいいのは、開いてもらえることそのものより、その先。

実際に使ってもらえると、こちらが何をしている人なのかが伝わりますよね。

読んだだけの人と、使った人とでは、次に届けるメッセージの届き方がまるで違います。


訴求の仕方を、ちゃんと設計していますか

リストが増えない原因は、だいたい2つに絞れます。

特典の質が微妙であるか、訴求の方法を間違えているかです。

質の話は今書いたので、ここからは訴求の話をします。

まず、動画のどこで触れるか。

終わりぎわに一言添えるだけ、という人が多いんですけど、これはもったいないです。

YouTubeは最後まで見られる割合がそもそも低いので、終盤にしか置かないと、そこにたどり着いた人にしか届きません。

海外のプレースメント戦略では、2分地点で口頭でさらっと触れて、40%地点で画面に出して、70%地点でもう少し詳しく説明して、終了画面できちんと訴求する、という4段階の配置が推奨されていました。

要は、動画の中で関心がいちばん高まっている場所に、自然に置いておくということです。

宣伝っぽく聞こえないように「ちなみに、これは下にリンク貼ってます」くらいのカジュアルな言い回しを使え、とも書かれていました。

私は、動画の最後に特典専用のCMセクションを作ってもいいくらいだと思っています。

映像と言葉でしっかり中身を見せて、何がもらえるのかを具体的に伝える。

中身を画面に映すだけで反応がぜんぜん変わります。

概要欄も見直してみてください。

スマホだと最初の2行しか表示されないので、そこにCTAリンクを置きます。

スクロールさせた時点で、かなりの人が離脱します。

順番としては、CTAリンク、特典の説明、関連動画の並びが基本です。

海外のガイドでは、YouTubeが短縮URLサービスを信頼していない可能性があるため独自ドメインか計測パラメータ付きの完全URLを使うべきだ、という指摘もありました。

計測については、日本の場合はLINE公式アカウントの「友だち追加経路」を使うのが手っ取り早いです。

管理画面で経路・流入元・キャンペーンを入力すると専用のURLとQRコードが発行されるので、それを動画ごとに出しておけば、どこから登録が来たのかが分かります。

ただ、経路ごとに20件以上の追加がないと表示されない仕様なので、動画1本ずつに細かく切りすぎると全部埋もれます。

標準機能だけでやるなら、最初はテーマ単位や特典単位でまとめておいて、伸びた動画だけ個別に切り出すとかも考えてもいいかもですね。

ちなみに、Lステップのような拡張ツールを使っている場合は、この20件の制限は気にしなくて大丈夫です。

1件からでも経路付きのリンクで計測できるので、動画1本ごとにリンクを発行して問題ありません。

固定コメントも忘れずに。

海外で紹介されていたテンプレートが3段構成でよくできていたので、紹介しておきます。

①まず、動画の内容に関連する質問を投げます。

サムネの作り方の動画なら「皆さんはサムネ作りで一番時間がかかるのはどこですか?」みたいな、視聴者が思わず答えたくなる問いかけですね。

②次に、動画では言わなかったヒントを1つだけ書きます。

これがあることで、ただの宣伝コメントではなく「読む価値のあるコメント」になります。

③そのうえで、最後に特典のリンクを置く。

いきなりリンクだけ貼ると広告に見えてスルーされますが、先に質問とヒントで価値を出しておくと、リンクまで読んでもらえるんですよね。

しかも①の問いかけでコメントが増えれば、動画自体の評価にもプラスになる。

動画本編と同じで、コメント欄でも「先に価値を出してからリンク」という順番にするといいですよね。

(うちも、ちゃんとやらなきゃ💦)

あと、ショート動画は概要欄とコメント欄のリンクが効かないので、関連するロング動画かチャンネルのプロフィールリンクへ送るのが現実的な形になります。


コミュニティ投稿は、けっこう取れます

見落とされがちなんですけど、YouTubeのコミュニティ投稿は特典の獲得にかなり使えます。

そもそも表示されるのは、すでにこちらのチャンネルに反応している人たちですよね。

動画を見る余裕はないけど通知は見ている、という層にも届きます。

動画1本を作る労力に比べたら、投稿の負担は圧倒的に軽いです。

ミニTipsを1つ書いて、その流れで特典に触れる。

これを繰り返すだけで、動画とは別のルートが1本できます。

リストが増えないと言っている人の多くは、正直こういう施策をやりきれていないだけだったりします。


全部の動画に作るのは無理なので

ここまで読んで、「毎回作るなんて無理でしょ」と思った人もいると思います。

私もそう思います。

海外の事例を見ていても、そこは同じ悩みだったようで、いくつか現実的な落としどころが紹介されていました。

ひとつは、テーマのかたまりごとに1つ作る方法です。

関連する動画を10本20本と作るなら、そのテーマ全体に効く特典を1つ用意して、全部の動画からそこへ送る。

実際にこの形でやっている海外の発信者は、シリーズの1本目に特典を紐づけて、シリーズ内の他の動画からその1本目に戻す形を使っていました。

もうひとつは、本数を絞る方法。

ある金融系チャンネルは、週1本投稿しながら、専用資料を作るのは月1本のペースに留めていました。

全部ではなく、重要な動画だけに絞るということですね。

そして、既存の特典にコンテンツカレンダーを紐づけ直すだけでいい、という指摘もありました。

新しく何十個も作る必要はなくて、これから出す動画のテーマを、すでにある特典に割り振っていく。

これはすぐできますよね。

作る作業自体は、今ならAIでかなり短縮できます。

台本かトランスクリプトを読ませて、その動画が解決した悩みの「次に生まれる悩み」を抽出させる。

そこから、チェックリストなのかテンプレートなのか診断なのか、型を指定して中身を書かせる。

型さえ先に決めておけば、指示文も使い回せるので、量産のスピードが一気に上がります。

海外では、Claudeのカスタムスキルを使ってブランド仕様のPDF特典を朝食前に20本作った、という話まで共有されていました。

ここまでやるかは別として、AIを使えば制作コストは制約でなくなりつつあります。

ただ、AIで叩き台が作れることと、成果の出る形に仕上げられることは、別の話です。

デザインをもっと良くする方法、自分の考えをちゃんと反映させたリードマグネットにする方法、作ったものを実際にどう配布するか、そして増えてきたリードマグネットをどう管理していくか。

このあたりは、たぶん自己流だとなかなか分からないところだと思います。

ここについては、AIビジネスの学校の中で詳しくお伝えしています。

入学している方は、しっかり学んでくださいね。


渡したあとの設計まで含めて考えてください

最後に、渡して終わりにしないでほしいという話をしておきます。

特典を受け取ってもらった瞬間が、関係のスタート地点ですよね。

海外でよく使われているのは、Day0で特典を届けて期待値を伝え、Day2で関連する話をしながらおすすめの動画へ送り、Day4で事例や実際の声を出し、Day7でよくある不安や反論に答えて、Day10でオファーを出す、という流れです。

日本だとLINEでやることが多いと思いますが、考え方は同じです。

登録直後のメッセージとリッチメニューで、次に何をすればいいのかをはっきり示しておく。

ここが空白だと、せっかく入ってきた人が沈静化してしまいます

それから、高単価の商品を扱っている人には注意点がひとつ。

特典の設計を間違えると、無料のものだけ受け取って終わる層ばかりが集まってしまう、という指摘が海外でも出ていました。

特典は、その人が今抱えている問題と、こちらが提供する解決策のあいだをつなぐものとして置く。

「これ単体でお得だから受け取ってください」という置き方をすると、そこで話が終わってしまいます。

受け取った人が、自然と次の話を聞きたくなる。

そこまで含めて、特典の設計だと考えてください。


まとめておきます

再生数があるのにリストが増えないなら、見るべきは2ヶ所です。

特典の中身が、その動画を見た人の次の一歩になっているか。

そして、その特典の存在が、動画の中で正しいタイミングと正しい言葉で伝わっているか。

全員に10個配るのをやめて、1本の動画に1つ、どんずばで応えるものを置く。

まずはこれから試してみてください。

効いている動画が1本見つかれば、そこからは横展開するだけです。

今日はこのあたりで。

また次回。